去る7月15日(火)新潟ふれ愛プラザにおいて、令和7年度地域団体研修会・会員総会が開催されました。
研修会では、県身連代議員会藤田会長が講師を務め、「合理的配慮の提供って何?~こんな時、あなたならどうする?~」をテーマに講演しました。
昨年4月に民間事業者にも義務づけられた「合理的配慮の提供」について、身近な生活で起こりうる具体例を用いながらの分かりやすい講演で、参加者からは自身が相談を受けた事例についての質問もあがりました。
「この『合理的配慮の提供』を私たち障害者自身がよく理解し、うまく活用して自らが地域の福祉を変えていくことが大切である。そして、我々がどれだけ社会との関わりを持ち、周囲とスクラムを組んで活動していくかにより環境が大きく変わってくる」との藤田会長の話に大きく頷かれている参加者の姿が印象的でした。
今回の講演で、障害当事者として問題意識を持ち、より住みやすく、生きやすい社会の実現のための一助となることを期待します。
会員総会では、代議員会において審議、決定した令和6年度決算並びに令和7年度収支予算等について報告がなされ、質疑応答を経て議事は終了しました。
続く団体意見交換会では、「各協会における『会員募集の具体的方法』について」をテーマに意見交換がなされ、市町村とのパイプを活用し積極的に会員獲得に取り組まれている団体や地元新聞に募集案内を掲載している団体等様々な取り組みについて事例が挙がりました。会員の減少については年々深刻化している切実な課題ですが、それぞれの団体で今何ができるのか振り返り、行動に移していくために有意義な意見交換会となりました。
会員総会終了後、会員同士の情報交換を目的とした「情報交換会(懇親会)」を今年も開催しました。
今回は、昨年度よりも時間を長くし、参加者同士交流を深め、楽しいひと時を過ごされていました。


